試験実施主体について

IoT検定制度委員会

IoT検定制度委員会は、複数の業界団体・企業・有識者からなり、IoT/M2M等の技術やマーケットについての知識やスキルの可視化を行う検定を行う団体です。前身となるIoT検定準備委員会を2015年11月からスタートし、2016年3月に正式にIoT検定制度委員会へ承認・設立されました。


目的

IoT(Internet of Things)がモノとモノをつなぐことから、モノとヒト、ヒトとヒトをつなぐインフラとなる社会において、IoTを知ることはユーザーのみならず、IoTに関わるすべての人が対象となる新しい領域です。
社会的意義から人材育成や教育支援は欠かせないものであり、IoT検定が果たす役割を明確にし、社会に役立つ叡智のプラットフォームを目指しています。


概要

IoT検定とは

地球上にあるすべてのモノをインターネットにつなげてしまおうとする「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」が急速に進んでいます。IoT-image

インターネットがモノとモノをつなげ、あらゆる世界が身近になった社会において、いたるところでセンサーがデータを吸い上げ、そのデータが活用されています。過去に描いた未来の到達です。

IoTの目的はモノをインターネットにつなげるだけではなく、収集したデータを分析し、将来を予測することで、社会や家庭のあらゆるシステムを自動的に効率よくするところにあります。
そのためIoTを使ったサービス企画では、デバイス・ネットワーク・データ分析・セキュリティなどの包括的な知識が必要です。

IoT検定準備委員会は、複数の業界団体・企業・有識者で構成され、IoTに関わる知識やスキルを可視化して、より一層IoTを普及させることを目的として、IoT検定制度を開始しました。


特長・メリット

IoT検定は、技術的な視点だけでなく、マーケティングやサービスの提供、ユーザーの視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などを網羅し、それぞれの立場でIoTを企画・開発・利用するために必要な知識があることを認定します。
IoT検定には、企業や社会で評価されるという価値だけでなく、多くの魅力があります。

CBTで随時受検可能


構成

【IoT検定制度の体系】

IoT検定レベル1試験 プロフェッショナル・コーディネータ

IoT検定レベル2試験 プロフェッショナル・エンジニア

IoT検定レベル3試験 プロフェッショナル・アーキテクト

※5月11日よりレベル1試験を開始し認定を行います。レベル2以降は順次、発表していきます。

 

【レベル1試験概要】

・正式名称 IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ

・試験方法 CBT 四肢択一

・試験時間 60分

・出題総数 70問

・評価方法 合否(60%以上の正解で合格)

・認定方法 合格者にはプロフェッショナル・コーディネータ認定証を発行

・受験料金 10,800円(消費税込)

 

スキルレベル

IoT検定レベル1

  1. IoTに関する基本的知識を有しており、専門家の指導の下でIoTプロジェクトに関わる業務を遂行する事ができる。
  2. 
IoTに関する提案を作成でき、顧客企業や社内にIoTプロジェクトの実施を推進する事ができる。
  3. 
IoTシステムの企画を立案し、その目的や効果を顧客に説明する事ができる。
  4. 
IoTプロジェクトを推進するにあたって、法律やセキュリティに関する知識を持ち、リスク管理を行う事ができる。
  5. IoTによってプロジェクトの目的を実現するにあたって、調達もしくは開発しなければならないIoTデバイスに関して概要を説明する事ができ、搭載されるセンサーについて説明する事ができる。
  6. IoTによってプロジェクトの目的を実現するにあたって、低コストで迅速にプロジェクトを進めるためのサービスやソフトウェア、ハードウェアに関する知識を持っており、それを採用する理由を説明する事ができる。
  7. IoTプロジェクトにおいて全体設計を行うための知識を持っており、目的や環境に合わせて適切な通信方法やデータベースなどを選択し、その理由を説明する事ができる。
  8. データ分析や機械学習に関する基本的な知識を持ち合わせており、その目的や注意事項について説明する事ができる。

IoT検定レベル2

  1. IoTの専門家として、IoTに関する全体の基本設計および詳細設計を行うことができる。
  2. ハードウェアにIoTの機能を導入し、製品として試作開発できる技術を有する。


  3. IoTに関わるデバイス、ゲートウェイ、サーバなどの間で通信を行う際の通信方式やプロトコルについて、最適な設計を行うことができる。
  4. IoTデバイスを設計および開発するための知識を有している。

  5. IoTのデータ保存およびデバイスの監視などを行うためのIoTプラットフォームに関して、適切なサービスを選択しクラウド上に構築するための知識を有している。

  6. IoTの目的を達成するために必要な、データ分析、機械学習、人工知能に関する知識を有しており、目的達成までのプロセスを設計する事ができる。
  7. 暗号化、認証、攻撃対策といったIoTシステム全般にわたってセキュリティ対策を施すための知識を有している。

IoT検定レベル3

IoT検定レベル3は現在策定中です。

 


IoT検定スキルマップ(β版)

Lv2については後日公開します。

戦略とマネジメント

企画・戦略

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTシステムの導入を企画・推進するにあたって必要となる戦略に関する知識や、マーケティングに関する知識を有している。
  • 5つの競争要因
  • バリューチェーン
  • プロダクトイノベーション
  • プロセスイノベーション
  • イノベーションのジレンマ
  • スマート製品のケイパビリティ
6

プロジェクトマネジメント

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTプロジェクトを円滑に進めるために必要なマネジメントに関する知識や、品質管理、IoT関連の補助金などの知識を有している。
  • 補助金施策
  • ものづくり補助金
  • PMBOK
  • アジャイル
  • リーン開発
  • IEC61508
4

産業システムと標準化

IoT関連の産業システム

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
エネルギー、農業、交通などの産業で利用されるIoT関連のシステムについて概要を理解して説明する事ができる。
  • HEMS
  • MDMS
  • スマートホーム
  • スマートメーター
  • スマート農場
  • 植物工場
  • スマートグリッド
3

世界各国におけるIoTプロジェクトに関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
世界各国で取り組まれているIoTや製造業に関するプロジェクトについて概要を理解している。
  • インダストリー4.0
  • インダストリアルリアルインターネット
  • I’Industrial du Ftur/産業の未来
  • 中国製造2025
4

標準化に関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
世界各国の標準化団体などが規定しているIoTに関連する規定について概要を理解しており、どのような技術に関するものかやその目的について説明することができる。
  • AllJoyn
  • Allseen Alliance
  • OIC
  • Thread
  • HomeKit
4

法律

通信関連の法律に関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
  • 日本国内において無線通信を行うデバイスを利用するもしくは開発するために必要な認可について理解している。
  • 世界各国において、無線通信を行うために必要な認可について理解している。
  • 技術基準適合証明
  • 技術基準適合認定
  • 技適マーク
  • FCC ID
  • CEマーク
  • MRA=Mutual Recognition Agreement
6

製造および航空法等に関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
  • ドローン飛行、プライバシー保護などIoTを導入するにあたって気をつけるべき法律について理解している。

  • IoTに関する製品を開発および販売した場合に取得すべき認可や、他者のデバイスを製品に組み込んだ場合の製造者責任などに関する製造関連の法律を理解している。
  • 各国の航空法
  • 電気通信事業法
  • 各国の通信関連法および製造業関連の法律
3

ライセンス、知的財産に関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
  • オープンソースソフトウェアおよびオープンソースハードウェアを利用するにあたって守るべきライセンスに関して理解をしている。


  • オープンデータなど無料で活用できるコンテンツを利用する際に注意すべき事項について理解している。
  • GPL
  • MITライセンス
  • Apacheライセンス
  • オープンデータ
3

ネットワーク

データ送信プロトコル

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
データ送信を行う場合に利用するプロトコルについて、概要と特性を理解している。
  • HTTP
  • HTTPS
  • MQTT
  • WebSocket
  • AMQP
  • CoAP
6

WAN(インターネット接続)

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTデバイスをインターネットに接続させる場合の通信方式について選択肢をあげることができ、それぞれの特性について理解をしている。
  • Wifi
  • PHS
  • LTE
  • 4G
  • 3G
  • 衛星通信
  • VPN
6

PAN(Personal Area Network)

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTデバイスから無線通信を使ってデータの送受信を行う場合に考えられる通信方式やプロトコルをあげることができ、それぞれの特性について理解をしている。
  • Bluetooth
  • BLE
  • Wi-fi
  • Zigbee
  • NFC
  • Wi-SUN
  • 6LoWPAN
  • WSN
  • IEEE802.15.4
8

デバイス

制御装置

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
デバイス開発で利用できる小型制御装置について、特徴やメリットについて説明ができる。
マイコンやシングルボードコンピュータの違いやそれぞれの特性について理解をしている。
  • Arduino
  • Raspberry Pi
6

電子工学

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
センサから情報を取得するためのセンサ回路を開発するにあたって必要な電子部品の特性や用途に関する知識を有している。
  • 抵抗
  • コンデンサ
  • トランジスタ
  • ダイオード
  • LED
  • モータ
  • アクチュエータ
  • ソレノイド
4

センサ技術

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTで目的とするデータを得るために活用できるセンサに関する基本的な知識を有しており、その特性や注意事項について説明する事ができる。
  • 温度センサ
  • 湿度センサ
  • 圧力センサ
  • ジャイロセンサ
  • 画像センサ
  • 光センサ
  • 加速度センサ
  • 地磁気センサ
  • GPS
8

スマートフォン

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTにおいてスマートフォンを活用するにあたって、その特徴や注意事項について説明する事ができる。
  • iBeacon
  • GPS
  • UUID
  • HomeKit
6

プラットフォーム

クラウド

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTプラットフォームをクラウド上に構築する際のメリットと注意事項について説明ができる。
  • 仮想環境
  • KVM
  • ロードバランサ
  • Apache OpenStack
  • CloudStack
  • SaaS
  • PaaS
  • IaaS
2

分散処理

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
データの分析処理を複数のコンピュータで同時に行うための分散処理システムのしくみや概要に関する知識を有している。
  • 分散バッチ処理
  • Apache Hadoop
  • Apache Spark
  • ストリーム処理
  • Apache Storm
2

データ処理

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
プログラムを使ってデータ処理を行うための開発に関する概要について理解をしている。
  • REST
  • JSON
  • Python
  • JavaScript
  • nodejs
  • XML
  • RPC
  • メモリデータベース
6

データ分析

データベースに関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTで利用するリレーショナルデータベースおよびNoSQLデータベースに関する概要について説明できる。
NoSQLデータベースの種類について説明する事ができ、それぞれの特徴について理解をしている。
  • RDBMS
  • NoSQLデータベース
  • メモリデータベース
  • キーバリュー型データベース
  • ドキュメント指向型データベース
  • カラム指向型データベース
  • グラフデータベース
  • 分散データベース
6

機械学習および人工知能に関する知識

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
機械学習に関する概要を理解し、IoTでデータを分析する際に用いられる有名なアルゴリズムについて、その利用目的と概要を説明できる。
  • 教師あり学習
  • 教師なし学習
  • 強化学習
  • 決定木
  • ニューラルネットワーク
  • サポートベクトルマシン
  • 遺伝アルゴリズム
  • クラスタリング
  • ベイジアンネットワーク
6

セキュリティ

暗号化

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
データ送信に関して暗号化を行うための仕組みや注意点について知識を有している。
  • 公開鍵暗号化方式
  • 共通鍵暗号化方式
  • SSL
  • SSH
  • 暗号方式(RSA、ECC、AES)
6

攻撃対策

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
外部からのシステムやIoTデバイスへの攻撃の種類および対策に関する知識を有している。
  • DoS
  • DDos
  • SQLインジェクション
  • サイドチャネル攻撃
  • トロイの木馬
6

認証技術

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTデバイスなどに対する不正アクセスやなりすましを防ぐために行うべき認証技術に関する知識を有している。
  • パスワード認証
  • 2要素認証
  • リスクベース認証
  • トークン
  • ホワイトリスト型認証
6

監視・運用

スキル標準Lv1 主要キーワードLv1 重要度Lv1
IoTプラットフォームやデバイスを安全に管理運用を行うために必要な知識を有している。
  • SSH
  • SNMP
  • 改ざん検知
  • 侵入検知
  • パケットフィルタリング
  • セキュアOS
  • NTP
  • Syslog
  • 統合ログ管理
4


こんな方にお薦め(対象者)

manager
IoTを取り入れる組織の経営者および管理者

project
IoT化を推進するプロジェクトの企画担当者

analysis
IoTを活用しデータ分析を行う利用者

engineer
IoTシステムの構築・保守運用に携わるエンジニア

エンジニアやサービス提供者、ユーザーがIoTに関わる知識を体系的に身につけ、それぞれの立場でIoTを企画・開発・利用するために必要な知識があることが認定されます。